2018/02/04

1年間健康に過ごせるのは俺だけだ

昨日は節分でしたがいかがお過ごしだったでしょうか?

我が家では、もはや節分といえば寒中ネタ発表会として定着し、無病息災をなんて誰も願わないオリジナル完全無視の行事となりました。

そんな本番数日前、妻から「今年もやるんでしょ?そういうの好きなんだから」と言われて
ムカッときたんです。私にとって「やるのか?やらないのか?」と聞かれた場合に「やらない」という選択肢はありません(中山きんにくんではありません)。とにかく全部やるのが流儀ですが、それが全て好きな事とは限りません。私は天才ゆえに何でもソツなくこなしているだけの事であって、それを全て好きでやってると思われるのは心外なのであります。

どこの誰が好き好んで身内相手に裸芸をするんだよと、40歳超えて両親の前で全裸でケツに豆を浴びて誰が得するんだよと。

だからと言ってやらないって訳にもいかず、息子は楽しみにしているようですし、笑う門には福来たるっていうぐらいなので、家族の健康に一役買ってるのであればそれでいいのかなと。

昨年はリスボンで不在だったので、ネタ発表会はありませんでした。例年はその年のフレッシュな芸人ネタを拝借する事が多かったので、今年は2年分のネタを合わせてみようと。

昨年といえば「おぼん芸」と「絶叫自己紹介」でしたし、今年は「パンツ仮面」かなと思うので、全裸にパンツ仮面、おぼんで前を隠しながら絶叫自己紹介で決まりだなと。

お盆はダンボールを丸く切って作り、片面に鬼のお面をノリで貼って制作。クルッと回せば鬼の顔が出るという仕組み。絶叫セリフは節分用に内容をアレンジして台本を作りました。あとは全裸で息子のブリーフを被るだけですが、一発勝負だけにぶっつけ本番では自信がなく、昨日の営業中の人のいないタイミングを見計らって練習を重ねました。

 「空前絶後のぉ…イエェェェェェッ!」みたいな。

仕込みは完璧、本番は夕食後ですが、家族相手とはいえセリフを間違えようもんならドン引き。緊張のあまりせっかくの恵方巻きもまともに味わえずに夕食を済ませ、いよいよ本番かという頃になってきた…にも関わらず誰も豆の用意を始めない。

どうやら娘はレルヒ祭に行って不在、妻はその送迎のため外出予定、息子はウロウロしているもアプローチ無し。でも俺から「やるぞ!」っていうのも変だろ?こういうのは観客側が求めてくるからこそ出ていけるのであって、自分から仕掛けるのはあまりにも寒すぎる。

それでも仕方ないので、さりげなく妻に問うも「えぇ?やるの?」という反応が…

結局そういう事かよ!と、お前が「やるんでしょ?」っていうからコッチは仕事中に仕込みまでして準備したんだよ!と。ここまでやらせてスルーってあまりにも残酷だよ、ダンボールの鬼の顔が哀れに見えてくるよ。

結局、鬼のお面は活躍する事なく店のゴミ箱に入れられました。マジで今年はこんな事ばっかです、そういう世の中なのか?それとも俺が空回りをしているだけなのか?俺はもう誰も信用できない。