2017/09/21

今、自宅にいる自分の存在が信じられない。

一応生きて帰ってはきましたけど、間違いなく過去最高にして最過酷なバイク旅でしたよ。一番悪いのは俺なんですけどね、甘く見てましたよ「上越⇔山形」間の距離をね。

夕方に雨が降る予報だったので、早起きして5時半に出発したんですよ、これなら昼過ぎには山形市に着くだろうなんて考えてたのがそもそもの間違い。

上の画像は笹川流れですけど、給油とトイレ以外は休まず運転したにも関わらず、その時点で11時を過ぎていたと。そして鶴岡まで来て、山形市に進路を変えようとしたのですが、事前のルート予習がいかげんで同じ道を何度も往復する事になり1時間のロス。地図を持ってきたにも関わらず、それでさえいいかげんに見ていたわけです(当然ナビやスマートフォンは無い)。

さらにですよ、国道112号を山形市方面に走ってたら山奥でいきなり「ここから先は自動車専用道」なんていう標識が出てきたんですよ。つまり歩行者、自転車、そして原チャも通行不能。こんな山奥で迂回路もないし、今さら引き返す時間もないわけですよ(後で調べたら旧道があるらしい)。

路肩に道路工事で旗ふってるおじさんがいたので原付通って良いか?と聞いたら「そりゃダメでしょう」と、そりゃそうだわなと思ったけど念のため料金所みたいなゲートはあるか?と聞いたら「それは無いです」と。

どういうワケかここから16キロ先の反対側までの記憶がないのだけども、気がついたら月山のダムのところにいたんだわな。
たぶん神様が俺を運んでくれたんだと思うよ、ダムの噴水が祝福してくれていたからね。

さらに休まずにぶっ飛ばしてやっと山形市の「グッピー園」に着いたのが夕方5時前、もう暗くなってるっつーの(しかも雨ドシャ降りだし)。片道400キロの道のりを11時間運転して来たわけ。書けばコレだけだけどさ、想像を絶する壮絶さだった。だってさ、400キロっていえば東京行けちゃうんだよ?だったら東京行けばよかったよ(笑
でも、オーナー様も喜んでくれて(その10倍驚いていたけど)、記念に撮ってくれましたよ。証拠にもなるし…って思ったら、このアングルじゃ何処なのかわかんねぇよ!

つづく