2017/08/18

30年ぶりの上陸

今日から完全に通常営業に戻りました、日常に戻ったと言いたいですが、夏休み家族奉仕は続くため個人的にはまだ平穏な日々ではありません。

佐渡に行くことになったのは息子が「キャンプをしたい」と言ったのと、私が巨匠が写真に収めた天然杉を取材に行きたかったというのが合致したからです。私の悪いクセはそこから更に過酷な試練を盛ってしまうわけで、移動は原チャリとか、2日間で佐渡一周するとか…根拠もなく言い出してしまうんですな。

残念ながら今年の世界遺産候補には選ばれなかったわけですが、特に佐渡金山に関して言えば金(カネ)の匂いが強すぎるんです。金(キン)が採れなくなったら今度は人間から金(カネ)を取ろうという人間の欲望みたいな空気が渦巻いていて、さらに世界遺産に登録されたら…目も当てられない状況になるんじゃないかと。

せっかくの素晴らしい産業遺産なのに、金儲けの空気がそれをとてもチープな雰囲気に陥れてしまっているんですね。

別に金儲けをするなとは言いません、むしろ環境や施設の保護のためにも存分に稼ぐべきだと思いますが、もっと上品に稼いでほしいなと。サグラダファミリアとかグエル公園の時はそういう安っぽさのような感じはしませんでしたから(テロの犠牲者にお悔やみ申し上げます)。

天然杉は素晴らしかったですよ。巨匠イチ押しの千年杉は山奥にあるらしくて見られないのですが、それでも同等の巨木が点在する遊歩道は行く価値あると思います。ただし、ガイドでは「気軽に見学できます」と書かれていますが、道中は結構過酷ですよ。巨匠はまだ道が整備されていない時に行ったわけですから、想像するだけで同行のスタッフ様の苦労が伺えます。虫のいない時期に行く事を強くお勧めします。

天然杉散策に関しては近日フェイスブック上に掲載する予定ですので、よろしければどうぞ。