2017/05/27

2年連続で大玉に触れず

子供二人分、7年間の集大成。徒競走で何位だろうが、どのチームが総合優勝だろうが興味は無い、俺は安息のひと時を過ごせるグラウンドの一番隅の木陰を確保する事に全力を注いできた。

思い起こせば初めての運動会、場所取りなんぞ余裕だろうと8時過ぎに行ったら木陰ポイントは全てシートで埋め尽くされ、残っている場所は砂埃の舞い上がる炎天下だけで場所取りの重要さを思い知らされた。

それから幾度かの激闘を繰り返し、昨年は早朝4時にミンチョで突撃して安息の場所を確保したのだった(昨年5月21日の記事を参照すべし)。

そして本日午前3時30分、携帯電話のアラームが鳴る。念のため去年よりもさらに30分早めたのだ。だが、外は小雨が降り、その天気のせいで辺りは真っ暗だったので4時になるまで布団で待機した。

そして4時、雨は完全には止まないものの周囲はうっすらと明るくなり始めた。雨ゆえ今年は車で現場に向かう。

10分後到着。天気のせいもあるんだろう、去年よりもシートの数が少ない。トラック周辺やゴール付近もガラガラである。そんな一等地には目もくれず、敷地の一番隅へ行き、いつもの場所にシートを広げる用意をした。

 ん?何だこの白いロープは?

敷こうとした地面に1本の白いロープが横たわっていた。それを目で追うと四角形を模って元の位置に戻った…。

 やられた!

しかも相当広い面積、いつもの場所が完全にその敷地内に収まっている…。俺以外に、しかもこんな時間からこんな場所確保するヤツがいるなんて信じられねぇ!状況から察するに前日の晩から仕込んであったとしか思えない、ルール守れや!きっと去年俺にこの場所を取られたから、さらに先手を打ってきやがったんだ。

あぁ~、もう運動会なんでどーでもよくなっちゃいましたよ、完全にやる気なくなっちゃいました~(もともと興味ないだろ!)。

息子のチームは最後の年に見事に総合優勝を果たした。そして俺は親父としての最後の運動会に惨敗した。息子よ、俺の屍を越えてゆけ!