2016/10/11

サダ子の髪の毛でエクステを作ろう

昨日「毛髪量」という言葉が出たので、私の薄毛論について語らせていただく。

何年か前の話だが、自宅にいるときに俺宛に電話がかかってきた。受話器を受け取るなり「髪の毛のお悩みについてご相談にのりますよ」と。どこから情報を得ているのかは知らないが、俺ぐらいの年代の男に片っ端から電話をかけているような感じ、それよりもイラッとくるのはこの年代の男を全てハゲ扱いにしているところである(図星だけど)。

ならばいいだろう、もしかすると本当に俺の事を知っていて心配してくれいるのかもしれない。その確認も兼ねて「俺の頭はスネ毛よりもボーボーで毟り取りたいぐらいだ」と言ったら「そうですか」と言って電話は終った…やっぱり単なる勧誘電話だった。

俺のこの頭は今に始まった事ではなく、中学1年でソリを入れたらそのまま生えなくなり、高校時代に美容院で「ヤバイね」と陰で言われ、18歳で沖縄県人に32歳と間違われて…と人生で毛のあった時期の方が少ないぐらいで、さすがに20代までは悩んでいたのだが、30歳を超えた辺りからちょっと考えが変わってきた。

30年もこんな状態だと「ありのままの状態こそが俺自身」という感覚になってきて、後ろめたいとか隠すという感じじゃなくて、むしろ個性として利用してみるようになってきた。ここ数年は髪を切るのは年に1度ぐらいで、切る時は坊主手前ぐらいの短髪、そこからその時の長さでできる髪形を考えながら遊んでみて、収拾がつかなくなったらまた坊主という繰り返し。

おかげさまでこの頭はセブンス店長の象徴になってきたようで、先日のNAパーティで札幌の重鎮に再会した時も過去1度しか会った事がないのに覚えていてくれた。俺が「覚えていてくれて光栄です」と言ったら、俺の頭を見ながら「忘れるワケがないでしょう」と二人で笑っていた。人に覚えてもらうという事は仕事をする上で最低限かつ最重要項目ゆえ、俺は心の中で「ヨシッ!」と思ったぐらい。

歯並びは治した方が良いと思うが、ズラ被ってまで周囲の人と同化させるのは損なんじゃないかなと。まぁ、あまり目立ちたくないという人は自由にやってもらえばいい。

ヤゴ氏と撮った写真でもお分かりの通り、今の俺はオールバック。薄毛がコンプレックスだと言うのなら、逆に全てをさらけ出してやる!

30代の祖父と、30代の親父、その写真と今の俺を比べたら俺が一番ヤバかったのは笑えた。まさに血まみれ、俺は折れている方の腕で殴る!毛を増やして個性を減らすという考えは私には無縁で御座います。