2016/06/22

年下でも全て対等、だから俺には「後輩」という認識がないのです。

娘、息子共にバスケの試合に出るという事なので行ったのですが…ヒドイ、全然バスケットにすらなってない。まぁ小学校の部活なんて期間も短いし、学校によって多少の差はあるみたいだけど1年のうちでバスケの練習をするのは2ヵ月程度しかない、だからルールすら分かってないような子供が試合に出ていたりする。それでいいのか?

俺は中学の3年間バスケ部だったけど、実はやろうと思っていた訳ではなく、友人に「お前もバスケだろ?」と言われてなんとなく入ってしまったのだ。しかも運悪く超スパルタ監督が率いる熱血部で、放課後遊ぶヒマもないほどバスケ漬け、帰宅して勉強する気にもならなかったほどだ(それは違うだろ?)。

高校に行く頃にはそんな生活にも慣れて、自分の意思でバスケ部を選んで入部。中学では補欠の補欠だったけど、高校では入部早々からそこそこのポジションで活動できたので、スパルタもガマンしてきた意味があったかなと思うし、高校では上を目指して頑張ろうと思っていた。ところが今度は上下関係を勘違いしている部員が数人いて、さすがにそれには辛抱できず半年ほどで退部、俺のバスケ人生は不完全燃焼のままそこで終わり。

息子がバスケを教えてくれというので「じゃ、とりあえず毎朝グランド10周しとけ」って言ったんです。ひどいと思いますか?たぶんバスケやってる人なら納得してくれると思います。しかも本番まで2ヵ月しかないんですよ、細かい技術よりも試合終了まで全力で走り回れるスタミナが最重要だし、さらにドリブルしながら走れば間違いなし。
だけど息子はそれを拒否して、ダラダラとシュート練習をしているだけ。だったらそれだけでも試合中だと思って緊張感を持ってやれよと。そしたらそれも拒否してきた。じゃぁ「教えてくれ」ってどういう事なんだよと。

数日間考えて結論を出したのは「公式戦で上を目指す」のと「休み時間に活躍する程度」の2パターンなんじゃないかなと。たぶん息子は休み時間の方なんだと思う、でも俺には志半ばで挫折した後悔があって、お遊びバスケは見ているだけでムカついてしまうのだ。
仮にもバスケは団体競技、お前は遊びでもいいかもしれないが、真剣にやってるチームメイトに対してそれは絶対に許されない。そんな気持ちだったらヘタクソでも真剣に取り組んでる他の補欠にユニフォームを譲るべきだ。

勉強にしろ、スポーツにしろ、親が本当に教えるべきは技術や知識ではなく、選択の可能性や取り組む覚悟なんだろう。

お遊び程度のお付き合いも結構ですが、バスケとアクアリウムだけは全力でしか向き合えません。人生捧げすぎで申し訳御座いません。