2014/03/30

初老は生活リズムが戻るのに3日必要なんです

今日も眠いです、三部構成になるかもしれません。

毎回思うけど、赤レンガ通りを歩いていると突然現れる黒いビル。来ました新橋、まずは買い物で気分を落ち着かせる…ぬぉっ!ずっと欠品だったハードタイヤがあるではないか!オークションで5倍近い値段が付いてたのでアホらしくて買えなかったが在庫さえあれば200円ちょっとで買えてしまう、ここぞとばかりにどっさり購入して2階のサーキットに行くと子供から大人までざっと30人、春休みという事もあるだろうけど前回より子供が多くて懐かしい雰囲気になっている(大人だけだと辛気くさい)。
今回持参したマシンはSXのミゼットカーと大ジャンプ攻略用のMSトラッキンの2台、小型のスロープしかない新橋にトラッキンは無意味ゆえ、オールラウンド用のミゼットを5レーンに放つ!う~ん、チビッコ達よりは速いが大人の中では鈍足、安定性は抜群ゆえ5周一発勝負ならやや優秀という位置。またしても攻め足りない展開である、言い訳させてもらうならばミニ四駆のセッティングに正解というのは無く、サーキットのレイアウトが少し変わるだけで大幅にセッティングを変えなければいけない事も多い、できれば道具箱を持参してじっくりやればいいのだが、東京まであの弾薬箱を持ってくるわけにはいかないのだ(たぶん職務質問される)。

それでも1時間ほどじっくりと遊ばせてもらい、時間は午後4時近くになったので原宿で娘たちと合流し高尾に向かう。山手線で息子が足が痛いと言いだすと隣にいたおばちゃんがアメを差し出してくれた、次の中央線では席を譲ろうとしたばぁちゃんに「次で降りるから座ってなさい」と逆に親切にされて、しかも和紙の手作り楊枝差しを山ほどくれた。この世代までにかろうじて残る江戸の人情、下向いたままスマートフォンいじってる世代までは絶対に残らない。

午後6時、日も暮れてちょっと懐かしい雰囲気の高尾の駅前に戻ってきた。なぜ高尾に車を停めたというと、ここに裏の聖地である「えのもと」があるからだ!駅から歩くこと5分、外見は間口の狭いごく普通のプラモデル屋だが店内は…壁を覆い尽くすパーツ群、圧倒的在庫量、廃盤パーツもあるゆえ取り扱い数は直営店である新橋を越えていた。パーツ棚に囲まれたカウンターに座るオーナー「えのもと氏」はじいちゃんと呼ばれてもいいぐらいの歳に見えた、だがその対応はとても優しくて親切、こんな店が近くにあったらなぁと思える店だった。
それにしてもスゴイ在庫量なだぁ、全部あるもんなぁ、ぬおっ!19mmアルミローラーの青があるではないか!さすがだなぁ。…なんだコレは!?ノーマルモーターの軸とワッシャーだけがバラで売られている!?マニアックすぎる、でもこれはとても親切だ!
なんというかこの店は行き届いてるし隙が無い、なのにユルイのだ!カウンターで普通に煙草吸ってたり、商売やる気感じなかったり…この雰囲気はどこかで?そうか、あのバイク屋と同じなんだ、ユルイけど完璧で居心地がいいあの感じ。さすが聖地だ、でもやっぱり裏なんだ(笑

この旅最大の収穫を得て店を後にし、八王子市内で銭湯に入って午後10時。あ~、家に着くのは午前1時過ぎるなぁと思ってたら関越道でまさかの工事渋滞、5km進むのに1時間かかって大誤算。こんなだったらまた中央道から帰ればよかったよ…。しかもどんな工事してるのかと思ったら50cmぐらいの穴掘ってるだけだぜ?もうちょっとどうにかならないもんかねぇ?

というわけで家に着いたのが午前3時という結末でした。恵比寿の戦利品は月曜あたりに届く予定です。