2014/02/23

のび太が宿題やってるときと同じ

東京に送った物が無事に届いたようで良かったです(新橋行きてぇ~)。今日は東京マラソンだったんですね、開催が先週だったら日本人ランナー優勝の可能性もあったのではないでしょうか(笑

最近まともに生体の補充をしていないので輸入業者様のストックリストを眺めておりました。日本でもそこそこな規模の会社ゆえ、取り扱っている魚の種類は1000を超えていると思います、その中から何を注文するか決めなければなりません。セブンスに来てくれる人が何を求めているのか?すでにセブンスでストックされている生体と一緒の水槽に入れることができるのか?維持費やロスを考慮して妥当な販売価格になるのだろうか?なんて事を考慮すると1000種類から一気に10種類ぐらいに絞り込まれてしまい、そんな少数の候補の中に「コレだ!」と思えるような魚なんているわけもなく、結局泥沼状態でいつも何気なく決めてしまうんです。

1ヶ月前ぐらいに入荷したマメサイズのナンヨウハギが無事に仕上がりました、販売後の生存率は8割を超えると思います(それでも3cm未満の個体は8割が精一杯です)。 偶然立て続けに価格を聞かれたので、どうしてその価格になるのか説明しておきます。
まずは最短でも1ヶ月必要なストック期間でかかるコストです、電気代やエサ代、あとは1ヶ月以上ナンヨウハギが占有していることにより他の魚を入れることができない為、他の魚なら短期間で販売して得たであろう収益が含まれます。あとは何よりもマメサイズのナンヨウハギは10匹仕入れても1ヶ月で6匹残すのがやっとです(あくまでも私の技術での話)、残りの死んでしまった4匹分の価格が残った6匹に振り分けられるわけです。
単純に考えてもこれだけの事を考慮しなければいけないので、販売価格は6cm程度の幼魚サイズと同じぐらいになるのです、6cmあれば短期間で仕上がりますしロスの可能性も極端に下がるのです。
こういう考え方で価格を決めているとサイズの印象よりも割高感が出てしまうのは仕方ない事です、それでもセブンスである以上はこうやるべきだと私は決めています。それでも生体の販売価格を抑えるために人件費は原価に入れていません。
なので、面倒な事を考えずにどの魚に対しても原価に足し算や掛け算で売価を決めているような店であればかなり安価で購入できると思います。コンディションに関してはそれぞれだと思いますので何も言えません。

火曜日には何気なく決めた生体が届くと思います、雪は…もう降らないでしょう。