2013/04/20

セブンスターズ(スピンオフ)

ずっと独りで暮らしていた義父のじいちゃんが一昨年に亡くなり、住んでいた家がずっと空いたままになっていたようで、そろそろ片付けるなり壊すなりしないといけないらしく、その家にある使えそうなものがあれば貰っていいと言うことで行って来ました。

昭和30年に立てられた町屋…防犯機能があるとは思えない歪んだガラスの戸を引きずるようにあけるとそこは…納屋かここは!?とても人が住んでいたとは思えない、どのように表現してよいかもわからない、一番わかりやすく言うならば「汚ねぇ~っ!」土間から床に上がろうにも靴のままでいいんじゃねぇの?ってか靴で上がらせてくれ~!

初めのうちは使える物なんてあるわけないように思えていたものの、冷静になると今まで自分が金を出して買ってきた産業廃棄物と同レベルのものがあるのに気づく、さっそくバールを取り出して鉄のフックを剥ぎ取り、擦りガラスの窓を外し、錆びたデスクランプを失敬し、今まで感じたことのないようなドキドキ感の中で宝探しをしているようだった。

私のツボではないものの、そこには昭和のテレビや黒電話、よくわからない古道具などがあり、築70年というその建物の歴史と共に時間が止まっているようでした。できればこういう建物は保存しておくべきなんだろうけど、結局修繕費や維持費などを考えると壊さなくてはいけないんでしょう、それにしても私が高額で買っている物々はこういう物件から掘り出されているというのが良くわかりました。

ちょっと怖くなってきました。