2012/02/16

屁のツッパリはいらんですよ

夜明け前に近くで火事が起きて出動しました。現場に着いた時には1階はすでに焼けて燃え尽きていて、2階の窓に向けて大量に放水しても瞬く間に3階、そして屋上まで火が上がる様はバックドラフトそのものでした。目を刺すような刺激の黒煙の独特な臭いは何度経験しても慣れることはありません、火の用心はもちろんですが、ましてやアクアリウムが失火の原因にならないようにヒーターや古いモーターの取り扱いには十分に注意してください。

不意の早起きもあったので今日はのんびりしようと思っていたのですが、セブンス第7サティアンから機材を運び出さなければいけないことをすっかり忘れていて、結局仕事モードにスイッチが切り替わりました。やはりできる男には365日年中無休がお似合いで御座います。1m近くの雪でふさがれたサティアンの入り口を掘り出し、久しぶりに入り込むとそこには山積みの中古機材と57年パンヘッドのロングフォークチョッパー。やっぱり本物はいいなぁ~と悦に浸っていたいところではありましたが、すぐさま90cmのアクリル濾過槽と秘蔵のアフリカーナパウダーなどを担ぎ上げて店まで運びました。

空を見上げれば一面の青空…明日はまた雪という予報だけに「今日しかない!」と決意しました。ミンチョを家に持ってゆく!
とりあえず外まで引っ張り出して、外してあったミラーと木箱を大急ぎで取り付ける。抜いてあったガソリンを戻していよいよ火入れ。チョークを引いてキックペダルを数回蹴れば白煙と共に目覚めるミンチョ!が、変な所から煙が出ている、エキゾーストの根元にクラックが入っていてそこから排気が漏れているではないか!?とはいっても、所詮ジャンクカスタムのスクーターでありますから気にせずそのまま道路に飛び出すとなんとスピードが10kmぐらいしか出ない!でも後戻りは出来ないので、何気なく景色を見ているような素振りをしながら5分ぐらい走り続けたがさすがに超恥ずかしい!さらに交差点でウインカーを点けると点滅しない!?そんなバカな?テストでは完璧だったのに何故だ?
完全にパニック状態でなんとか家にたどり着いてまずは冷静に原因を考える、遅いのはマフラーが原因で間違いないだろう、あとはウインカーだが…あっ!バッテリーつなぐの忘れてんじゃん。なんと、このバイクはバッテリーナシでも走ることだけはできるというのか?すごいなミントは。
マイナス端子をつなぐと元気よくウインカーが点滅し、続けてマフラーを予備のノーマルの物に付け替えてみた(ちゃんと保管してあるんですよ)。よし、排気漏れなし。そしてテスト走行で度肝を抜かれた、速い!なんだこのパワーは!?ノーマルの時ってこんなに凄かったっけ!?って思うぐらいのポテンシャルだ。今年はこのままにしようかな(弱気)。

リアフェンダーのタイヤクリアランスなどまだちょっと調整が必要ですが俺にしては上出来。体を休める日にはならなかったけど、こりぁますます春が楽しみになってきました。