2012/02/14

放物線

久しぶりに何も無いのんびり過ごせた一日だと思います。ずっと買ったままで読めなかったホットバイクも完読できたし、音楽も聴けたし、ミンチョに跨って妄想することもできた、雪さえなければ毎日なんてこんなもんさ。

朝から頭に雪を乗せてスコップ片手に駐車場で除雪作業だった日々。日が暮れるまで休むことなく作業し続け気力も体力も限界を超えたはずなのに、編みタイツの女子大生が歩道を横切っただけで30分は無条件で動き続けられる男のなんと単純で安上がりな事か。それでも男は政治家の汚職に怒り、散りゆく桜に涙し、家族を愛し、稲穂を撫でる風と共に踊る。アクアリウムというこの仕事は(差別と言われてしまうかもしれないけど)男にしかできない、行動の先に意味をや理由を求めてしまう人には一定のラインを超えることはできないと思う。

研修まであと一週間になった。前回と同じなら本番が近くなるほど悪夢にうなされるようになるはず、参加申し込みをしてからすでに数回「あの人」が夢に出てきて、朝起きると例えようの無い疲労感でしばらく布団の上で屍のようになっている。きっと他の参加者は希望に満ち溢れている頃だろう。