2012/01/23

細かすぎてよくわからない原付カスタム9

復活!いや、再開でございます。当ブログサイト注目度No.1のタイトルがやってまいりました。手が黒いよ、このアップルの白いキーボードが黒ずむんじゃないかってくらい手がきれいになりません、そのくらいの作業を一気にやりました。

昨年夏場の1ヶ月に渡るハンドル周り変更作業から戻ってきた我がミンチョはそのまま12月終盤までほぼ毎日のようにメンテ業務や買い物などで走り回っており、とてもじゃないがカスタム作業ができる状況ではありませんでした。雪が積もってガレージに押し込めて、そのまま年末の忙しさに押されて結局春までそのままかと思ったのですが、ふとしたきっかけで見たミンチョと好タイミングでの晴天が重なり店に持ってきたわけです。
負圧コックゆえかキックペダルを何度も踏み込んでようやく目覚めた2ストロークエンジンは白煙吹きながら超ご機嫌斜めで吹け上がりもしない、さすがにワーゲンエンジンのようにはいかないか。天気は良いが切り裂くような寒さの中を短距離だけど久しぶりにミンチョで走った感想は「たのしぃ~!」に尽きる。しまいこんでいた1ヵ月間で薄れていた感覚がよみがえる、大音量の恥ずかしさ、出足の遅さの恥ずかしさ、奇抜な見た目の恥ずかしさ、そして最高の楽しさと気持ちよさ。やっぱりオートバイは最高だ、原付スクーターではバイクとは呼べないかもしれないけど…。

さて、現車を目の当たりにしてまずは外せる外装を徹底的にはずす、作業効率もあるけれどさすがに店内にスクーター2台もあるのは邪魔すぎるのでなるべくコンパクトにするため。ミラー、マフラー、シート、木箱とキャリア、テールランプ周り、そしてガソリンタンク!こんなもの今まで外した事なんていからどうすりゃいいかわからない、とりあえず中のガソリンをできるだけ抜いてコックにつながっているホースを外すと…ジャーッ!と残ってたガソリンが飛び出してきた「あ…もう、燃えたな。この店燃えた…」走馬灯がよぎる位だだ漏れで「家政婦のミタ」のワンシーンぐらいに火気厳禁状態になり、真冬なのに換気扇をブンブン回しながら雑巾がけした。
異臭騒動もひと段落してリア周りがスッキリしたミンチョを前に何からやろうか悩んだ結果、いきなりメインのリアフェンダーに挑戦、モンキー用の鉄フェンダーの一部をグラインダーでチョップ、フレームにボルトを通すための穴を開けて固定…と書けば簡単に思えるけどこれだけでかなりの苦戦。でもそれだけで雰囲気が全然違う。テールランプとウインカーはすでに製作済み、アメ車のヴィンテージランプをレストア!特にウインカーは電球部分が極端に小さく、かつ今後の交換が困難な仕組みだったのでLEDバルブに換装、ただこんな小さい電球でウインカー機能を果たせるのか不安だったが今日始めてバッテリーに直付けで点灯試験をしてみたら「できてる!」うわぁ~、嬉しいわこれ。自作の醍醐味まさにここにあり、早く取り付けたいがこれらはまだ後。
エアクリーナーはメッキのパワーフィルターからノーマルに戻しました。理由は下品にうるさいのと、全体的な個性が強くなったのである程度の引き算が効果的だと判断したため。こういう考えはいかなるデザインでも有効かと思います。そうそう、同じ理由で構想だけで終わりましたが古い発動機用の燃料タンクも確保してあったんです、樽型のドラム缶の小さいやつです、これをガソリンタンクか配線ケースにと思ったのですがしばらくは店のオブジェにしておきます。
あとは配線をまとめる作業や細かい仕上げをやりました、もはや配線周りなんてカスタム終盤作業の定番じゃないですか、いやぁついにここまできたんですね。あとはテールランプとウインカー、そしてナンバーの位置を決めれば完成は目前です、雪解けまでにじっくりやります。

自分で言うのもなんですがすげぇクールです。間近で見て感動して、少し離れてまた感動、今日はずっと一人でニヤニヤしてました。おかげでこの二日間は何にも仕事してませんでしたので、明日は真面目に働かせていただきます。