2011/11/21

下階から槍で刺されないように

店の建物を建ててから初めて屋根裏に入りました。なぜかというと設立初年度から温室の天井が部分的に結露して風呂の天井のようになる事が多いのです、今までは冬場の高湿度の影響で仕方がないと思っていたのですが、昨今の燃料価格高騰もあり少しでも断熱効果を上げるための方法を探るためにまずは現況を見てみようと思ったのです。
腕に懐中電灯をガムテープでくくりつけて、天井の狭い点検口を開けてよいしょと登ってみるとさすがに外のような温度でヒヤリとしている、それは当然としてよいのだがライトの灯りに照らされた光景に唖然とした。天井裏のいたるところで断熱材が剥がされている!何これ?なんでこんなんなってんの?そりゃその部分だけ天井裏の冷気がモロに影響するから結露なんてあたりまえじゃん。天井を踏み抜かないように慎重に進んでゆくとどうやら天井に取り付けた電気の差込口を設営した時から剥がされたままになっていたらしい、それでいいのか電気屋!?自分の仕事の甘さに嫌気がしないか?温室だってわかってただろうし、普通の住宅だったとしても完全に手抜きレベルじゃん。俺も甘かった、おかしいと思ったら自分の目で確認しなきゃだめなんだ。
結局剥がされた断熱材を1時間以上かけて眠る子供の布団をかけるように丁寧に戻した、これで結露が少なくなればいいんだが。

別の関係者から手抜き物件とは散々言われていたけど、この電機周りが一番ひどいな、以前配線も直したけどケーブルのストリップゲージも超テキトーだったし、当然とは思うけどこの建物を手がけた建築会社は倒産しております。

「人の振り見て我が振り直せ」…う~んとてもよい勉強になりました。、